ここでは緊急での検査、処置が必要となる症状について掲載します。少し様子を見てもよい状態なのか、救急での対応が必要なのかご参考ください。ただし、あくまでも一般論ですので全てのケースに当てはまるわけではなく、基本的には診察をしてみないと判断が難しいことがほとんどです。 |
|
|
動物にとって尿が丸1日 出ないことは異常であり、とても危険な状態になりえます。特に尿結石が尿道などに詰まって起こる尿道閉塞は症状が出てから半日も放っておくと命に危険を及ぼしかねません。 |
|
主な原因 | 尿石症 | 膀胱炎 | 前立腺肥大 | | 前立腺腫瘍 | 子宮、膣腫瘍 | 直腸腫瘍 | | | | など | |
主な検査 | 超音波検査、レントゲン検査 | 主な対処法 | 穿刺排尿、尿カテーテルによる閉塞解除 | |
|
呼吸の異常は急に起こることも少なくなく、かつ急死する可能性が高い症状の一つです。なぜならば、動物は数分呼吸ができなければ生きてはいけないからです。 |
|
主な原因 | 気管支炎 | 気管虚脱 | 肺炎 | | 肺腫瘍 | 肺水腫 | 胸水症 | | 気胸 | 心臓弁膜症 | 心筋症 | | フィラリア症 | 横隔膜ヘルニア | など | |
主な検査 | 超音波検査、レントゲン検査、血液検査 | 主な対処法 | 酸素吸入、胸腔穿刺、利尿剤、鎮咳薬、気管支拡張剤 | |
|
けいれんには体の一部だけがピクピクするような軽度なもの(部分発作)から、体全体を震わせて泡をふくような重度なもの(全般発作)まで様々あります。特に全般発作が長時間続くと命にかかわることもありますし、けいれんが止まったとしてもその後障害が残る可能性もあります。 |
|
主な原因 | てんかん | 脳腫瘍 | 殺虫剤中毒 | | 犬ジステンパー | 猫伝染性腹膜炎 | など | |
主な検査 | 血液検査、CT、MRI | 主な対処法 | 抗けいれん薬、鎮静処置 | |
|
運動後や興奮時は生理的に体温が上昇しますが、感染症などで病的に体温が上昇してるときときは注意が必要です。中でも熱中症による体温上昇は致命率の高い症状の一つです。 |
|
熱中症の主な要因 | 高温多湿 | 高温時の運動 | 高温下でのストレス | | 短頭種 | 肥満 | など | |
主な検査 | 体温測定、血液検査 | 主な対処法 | 体を冷やす(流水、氷のう、冷風)、水分補給 | |
|
|